Close

恋愛教材を買うよりも、重要なこと

赤木博人です。

私の知っている方で、恋愛活動に熱心な方がいます。
いろいろな商材を購入して勉強していますし、セミナーにも参加します。

ただ、この方を見ていて、あることに気づきました。

会うたびに、毎回同じズボンをはいているのです。しかも、こだわりの1点ものという感じではなく、よれよれで、時代遅れ、女性の好感度を確実に下げてしまうようなダサいものなのです。せっかく恋愛ノウハウを学んでいるにもかかわらず、です。

これ、何が言いたいか分かりますか。つまり、

課題というものは、自分が気づかないところにある

私自身の経験からでもそうですが、自分の判断で、

「これを学べばモテるようになるのではないか?」
「ここを改善すれば女性を落とせるのでは?」

と思うことって、外れていることが多いです。

なぜか?

それは、自分の物事の見方にはバイアスがかかっているからです。脳にフィルターをかけて、自分の見たいように物事を見てしまうわけなのです。そうなると、本当に改善しなければならないことを避ける、そもそも気づかないということが起こります。

具体的な例を2つほど挙げてみましょう。

その1 先ほど述べた知り合いの方の場合

たくさんの商材を購入したり、セミナーに参加することは素晴らしいと思います。恋愛における女性の心理は頭に入ったかと思いますし、女性を落とすテクニックも学べたことでしょう。

ただ、その方の場合、インプットよりも、ファッションを改善することの方が効果的かもしれません。まずはサイズ感を意識した服装にすること、メガネもコンタクトにするか、休日用のお洒落なものを用意する。季節感のあるカラーを取り入れる。(女性との会話の切り口になりますね)こういったところから改善した方が良さそうです。

その2  会話術マニアな男性の場合

その男性は、トークスキルを磨くことに執念を燃やしていました。高校時代に女子の前で話せなかったことが原因です。

東京に来て、「大学デビュー」を果たした彼は、トーク力を磨くべく、合コンやサークル活動にも精を出しました。ツッコミやイジりなどのスキルを、テレビを見ながら何年も研究したそうです。でも、社会人になってもさほどモテませんでした。だから、「もっとトーク力を身につけなければ」と思っていたそうです。

ですが、彼の本当の問題は、「聞く」方にありました。癖として、女性の話が終わらないうちに話し出したり、無理に笑いに繋げようとして、空回りしていることがよくありました。

コミュニケーションを成立させるためには、女性の話を受け止めることが大事。そのことに気づいて、女性の話を最後まで聞く方法を取り入れました。具体的にはカウンセラーがやっているバックトラッキング(相手の話を繰り返す)試して見ました。すると、女性から「最近雰囲気変わったね」、「優しい感じだね」と言われるようになったそうです。(モテた、との報告はまだありませんが)

なんとなく、お分かりでしょうか?

結果を変えたいと思って、何か新しい取り組みを始めたり、教材を買ってみたりすることは、決して悪いことではありません。もちろん、それで結果が出ることもあるでしょう。

ただ、劇的に結果を変えるのは、意外と自分でも気づかない無意識の習慣なのかもしれません。だから、結果を出している人に指摘してもらうということも大切です。「?」と思ったり、抵抗を感じるかもしれませんが、きちんと核心をついたことを言ってくれます。

ちなみに私自身も、ジムにばかり通っていた時期があります。外見を磨けば、女性にモテるだろうという目論見がありました。ですが、私の外見の課題は、体ではなく、表情でした。そのことに気づくことで、女性からの反応は180度といって良いほど変わりました。

今となっては、色々「こじらせる」前に指摘してくれる人がいれば、早く楽に結果が出たと思います。

参考になれば幸いです。

 

執筆者: 赤木博人

性格は、内向的、人見知り。 日本有数の大学を卒業し、一部上場企業への就職もできたが、なんと恋愛、心理学、催眠の研究に没頭するためにだけに就職を完全放棄し研究活動に専念する。ハマったものはトコトン追求したいという極端な性格。 女性と会話をするたびに紙に書き起こして検証するような日々をおくり、数多くの失敗を重ねながら、ノウハウの検証を続ける生活を10年以上続ける。 現在は心理学や催眠、NLPの理論を恋愛の現場で検証し、「現場で使える恋愛ノウハウ」の普及活動に専念する。

この記事へのコメント

たかはし
2018年5月3日 9:17

すごく腑に落ちます!

返信
赤木博人
2018年5月5日 1:33

コメント、ありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

※コメントフォームにご入力された「名前」は、投稿後に他の方からも見える状態になります。本名ではなくニックネームなどをご使用ください。