Close

女性は最後に結論を言う(待ち合わせ当日に)

赤木博人です。

先日、ある方から女心について質問を受けました。

「どうして、女っていうのは誘った時はノリノリなのに、直前になったら断ってくるんですかね?」

詳しくお話しを聞くと、

・女性をワインバーに誘ったときは、「是非行きたいです」と返事が来た
・ところが、直前になったら理由をつけて断られてしまった

といったようなことが起こっていたのです。
こういったことは、あなたにも経験があるのではないでしょうか?

例えば、「今度、水族館行かない?」と誘ってみると、「行きたい!」などと喰いついてくる。デートが決まったことでテンションが上がり、ワクワクしてくることでしょう。ところが、「〇時に○○駅ね!」ち待ち合わせ場所を連絡すると、「最近、忙しくて…」などと言い出し,て、中止に追い込もうとする。最悪の場合は当日ドタキャン。

男性としては、ガッカリするやら腹立たしいやら…あまり経験したくない状況です。

女性のこういった行動に対しては、「気まぐれ」とか「女はその時の気分で決める」などの意見があります。もちろん、そういった部分もあるとは思います。ただ、「女は気まぐれだ」と女性を責めても、女性との溝が深まるだけです。

「なぜ女性は直前に断るのか?」赤木なりに回答します

今回は、先日見つけたちょっと面白い文章を用いて私なりに解説していきたいと思います。その文章とは、西洋人と日本人の論理構造の違いについて書かれたものです。この違いは、そのまま男女の思考の違いに表れているのではないかと思います。簡単に内容をまとめてみます。

西洋人と日本人の論理構造の違い

西洋人は、言いたいこと・結論を最初に言う傾向があります。つまり、前方重点の論理です。最初に結論を述べ、次にその理由を述べていくような構造の文章をイメージしてください。この前方重視の論理構造は、日本語の中にあっても、欧米の影響を色濃く受けた新聞や論文、あるいはビジネス文書の中に見られます。

それに対して、日本人は、言いたいことや結論を最後に言う傾向を持ちます。後方重点の論理です。
最初に、本題とは全く関係ない話題から入り、徐々に核心部分に迫っていき、最後に結論を言う。この論理構造が表れているのが、「枕」から入り、「サゲ」で終わる落語です。

どうでしょうか? これが西洋人と日本人の論理構造の違いです。「だから何?」と思われたかもしれませんので、話を続けます。

実は、この違い、恋愛という切り口で見てみると、ちょっと面白いです。西洋人と日本人の違いが、そのまま男と女の違いになってくるのです。つまり、

男は前方重点、女は後方重点

男性の「結論を先に」という傾向と、女性の「大事なことは最後に決める」という傾向がコミュニケーションのギャップを生むのです。さらに、具体的に説明します。

男性は、女性の最初の軽い気持ちの返事を結論だと思います。「水族館OKと言ったからOKのはずだ」と考えます。前方重点の論理です。デートの約束が取れた時点で、コミュニケーション終了!なのです。

ところが女性はそうではありません。思い出してください。女性には後方重点の傾向があります。水族館に誘われたときに「行きたい!」と言ったとしても、それは男性の考える「結論」ではないのです。例えば、

・その時のテンション、気分、状態において(とりあえず)「行きたい!」と言った
・相手との関係性(気分を害したくない)や周りの雰囲気に配慮して行くことに同意した

といったように、差し当たっての返事なのです。
ですので、女性にとっては、むしろそこからが重要です。

・その後、自分がどう考えるか、どう感じるか?
・誘ってきた相手が、どういう対応をするのか?

によって、「結論」を考えていきます。その後のやり取りで、気分が乗ったりメリットを感じれば行きますが、そうでなければ行きたくなくなるのです。

そういった違いを考えていくと、恋愛経験の少ない男性がやりがちな、

1週間後にデートの約束をした後に、一切連絡をしない…

という行為が、いかに女性から見てNGなのかがお分かりいただけるかと思います。(男性からすれば理にかなっているのですが・・・)これをやってしまうと、ドタキャン率が凄く上がります。その証拠に、私が話した女性の多くも、「約束だけして連絡よこさないのはちょっと…」という評価を下しています。

お読みになっていかがでしたでしょうか?

女性は気まぐれと考えるのではなく、あくまで後方重点の論理を持っていると考える。だからデートの約束をしたように思えても、そこからのフォローは重要。女性は待ち合わせ当日に結論を決めるもの。そう考えると、イライラすることなく、女性との関係を深めることができます。

恋愛で結果を出すことを決意し、行動していると、合コンやパーティ、ネットでの出会いなど、「関係性の薄い女性」に出会うことが多くなります。そういった女性は、連絡が取れなかったり、ドタキャンされることも十分起こりえます。(もちろん、多少体調を崩していても、律義に来てくれる女性もたくさんいます)

日本の女性を落とすのであれば、後方重点の論理を頭の中に入れておくことで、「女心が分からない」「野暮な」男だと思われないようにしてみてはいかがでしょうか。

※ここで書かれている男性、女性の性質については、あくまで「傾向」であり、全ての女性に当てはまるものではありません。その女性がそういった傾向を持つのかどうか、冷静に観察していただきたいと思います。

執筆者: 赤木博人

性格は、内向的、人見知り。 日本有数の大学を卒業し、一部上場企業への就職もできたが、なんと恋愛、心理学、催眠の研究に没頭するためにだけに就職を完全放棄し研究活動に専念する。ハマったものはトコトン追求したいという極端な性格。 女性と会話をするたびに紙に書き起こして検証するような日々をおくり、数多くの失敗を重ねながら、ノウハウの検証を続ける生活を10年以上続ける。 現在は心理学や催眠、NLPの理論を恋愛の現場で検証し、「現場で使える恋愛ノウハウ」の普及活動に専念する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

※コメントフォームにご入力された「名前」は、投稿後に他の方からも見える状態になります。本名ではなくニックネームなどをご使用ください。