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女性との会話の極意? 武術の達人から学んだ、「間」の話

赤木博人です。
先日、ある武術の達人からレクチャーを受ける機会がありました。

著名なアスリートも多数指導していて、圧倒的な実績の持ち主。見た目は華奢で、一見ひ弱です。しかし、身のこなしは風のように素早く、ムキムキ男を圧倒するほど力持ち。まるで漫画の世界のような人物です。

その武術の達人から私が教わったのは、

「間」の話

例えば、相手と向き合って手で押しあう場合。大切なのは筋力ではなく、「意識をどこに向けるか」なのです。

・自分の腕に意識を向ける
・相手の動きに意識を向ける
・相手との間に意識を向ける

この3つで、発揮できるパワーが驚くほど違うのです。

まずは、力を出そうとして、自分の腕に意識を向けて相手を押します。ですが、ただの筋力以上の力を出すことはできません。

次に、相手の動きを意識し、相手を動かそうとします。これもまた、強い力を出すことはできません。

最後に、相手との間、つまり押し合っている手を意識して押します。すると、不思議なことに、力を入れなくても何倍もの力を出すことができるのです。

驚くべきことですが、どこに意識を向けるかの違いで、これほどにまで強さが変わるのです。

「間」の話は、女性との会話にも応用できる

レクチャーを受けながら、このことは恋愛にも応用ができることに気がつきました。物理空間での意識の向け方と、情報空間における意識の向け方は本質的に同じだと考えたのです。つまり、武術における相手との「間」に対する意識は、女性との会話においても十分応用可能なのです。

会話の意識の向け方で、盛り上がりが変わる

つまり、女性と会話するときに、どこに意識を向けるのかで、会話の盛り上がりや女性の好感度の上がり具合がまるで違うのです。もちろん、その後の展開も変わってきます。

3つのパターンに分けて説明していきます。

1、自分に意識を向ける

これは、武術の話で言えば、「自分の腕に意識を向ける」に相当します。恋愛経験が少なかったり、女性のレベルが高い、または「これぞストライクだ」と言えるようなタイプの女性と会ったりすると、こうなる傾向にあります。

自分に意識が向いてしまうと、

「この子、めちゃくちゃタイプだ、どうしよう…」
「緊張して、顔が赤くなっているのでは?」
「次は、何を話せば良いのだろう?」

と、女性に好かれるとか口説く以前の段階になってしまいます。当然、力は出せません。

 

2、相手に意識を向ける

いわゆる、「女性目線になる」というものです。女性を観察し、女性心理を読むというものです。

「今、彼氏の話を振ったけど、どう反応するかな?」
「今の仕草、脈ありサインかな?」

という思考です。

一見、良さそうに見えます。私自身も「自分目線を抜けて、女性目線」の立場をとっていました。事実、自分に意識が向いている状態よりはましな状態ではあります。

ですが、相手に意識を向けることには、一つの欠点があります。

それは、相手に意識を向けることは、相手を操作しようという意図を持つことになることです。慣れていない人がやると違和感丸出しになったり、バレてしまうのです。

試しに、想像してください。
あなたの前にいる女性が、あなたと話しながら、

・この男は、自分にどれくらい気があるのだろう?モテそうですね!と言って反応見ようかな…
・この人、ちょっと下ネタに反応してあげたら、急にテンションが上がってきたな。私のこと狙ってる?

などと観察していたとしたらいかがでしょう?

多少鈍感な人でも、違和感を覚えることでしょう。

3、女性との間を意識する

では、女性との間を意識してみるとどうでしょうか。
これは、会話の雰囲気を意識することです。自分と彼女との会話がどういう雰囲気なのかを感じた上で、そこをコントロールしていくのです。

「今の雰囲気は真面目で堅苦しいから、少しからかって楽しい雰囲気に変えていこう」
「エロい雰囲気が出てきたから、キスまで持っていけるようにさらに突っ込んだ話をしよう」

というようなことができます。

よく、いい雰囲気になってきたと言います。あなたも「いつの間にか」女性と良い雰囲気になって、「自然と」付き合ったことがあるかと思います。一度良い雰囲気が作れてしまえば、ボディタッチもスムースに行きますし、突っ込んだ話をしても嫌がられることなく答えてくれます。

色々な事例を見ていても、雰囲気に意識を向けるのが、一番良いことが分かりました。女性といつの間にか仲良くなることができますし、なにより楽なのです。

観察よりも、空間を作ることが大事

この感覚は、自分自身や他人がうまくいった事例とも合致しますし、女性目線になるという法則に対する違和感を払拭するものでもありました。雰囲気=相手との空間をいかにコントロールするかが大切なのです。

逆に、女性との空間ができていない場合を考えてみましょう。

例えば、気まずい合コンや、ナンパして無視された場合がその代表例です。合コンに行ったけど、会話は途切れ途切れ、シラーっとした空気感が流れ、女性陣はスマホをチェックしだす…これは、女性との空間の形成に失敗してしまった例です。そして、街を歩いている女性に声をかけた瞬間、目をそらされ、足早に通り過ぎて行った場合は、女性の側から空間を形成することを拒否された事例です。

長くなりましたので、まとめます

間(雰囲気)は、共有ゾーンや主従関係(カウンセラー的関わり、兄貴的関わり、SとM)で作られます。空間ができたら、それを感じながら、自分望む方向に持っていくことを意識していきます。

成功すれば、会話の方向性もコントロールできるようになります。エロくする、深くする、盛り上げる、など、場を支配できるようになります。

よくある「テンプレート化」されたセリフというのは、あくまで場という前提がある上でトリガーとして機能するのであって、そのセリフ自体に効果があるわけではないのです。

このことは、あなたもお気付きではないでしょうか?

この、女性との間のお話、今後も検証を重ね、ご報告できればと思っております。

参考になれば幸いです。

 

執筆者: 赤木博人

性格は、内向的、人見知り。 日本有数の大学を卒業し、一部上場企業への就職もできたが、なんと恋愛、心理学、催眠の研究に没頭するためにだけに就職を完全放棄し研究活動に専念する。ハマったものはトコトン追求したいという極端な性格。 女性と会話をするたびに紙に書き起こして検証するような日々をおくり、数多くの失敗を重ねながら、ノウハウの検証を続ける生活を10年以上続ける。 現在は心理学や催眠、NLPの理論を恋愛の現場で検証し、「現場で使える恋愛ノウハウ」の普及活動に専念する。

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