会話テンプレート < ○○のチカラ
赤木博人です。
あなたは、恋愛で「会話テンプレート」を使ったことはありますか?
会話テンプレートは、きちんと使えば効果を発揮します。試してみる価値はあります。ですが、これからお伝えする○○のチカラは、テンプレートよりも重要なものです。これを活かしきれてないので、テンプレートが失敗してしまうのです。そのチカラとは、
文脈構築のチカラ
です。文脈とは、分かりやすく言えば「話の流れ、会話の雰囲気」だと思ってください。こと会話に関しては、テンプレート < 文脈 の関係が成り立っています。同じテンプレートでも、文脈次第では逆効果になります。いわゆる会話下手な人は、この文脈構築が上手くいっていません。「そこまで、意識する余裕がない」というのが本当のところでしょう。
では、彼女をデートに誘う場合を想定して、文脈構築がうまくいかなかった例を見ていきます。
・上手くいかなかった例
男:(真剣な表情で)「今度の休み、映画でも行かない?」
女:「あ、ごめん。次の休みは予定あって…」
男:(がっかりした表情で)「あ、そうなんだ。気にしないでね…」
この場合、男性の側は、「映画に誘う」という発言を、「重い」ととらえられる文脈で話しています。そうなるとどうなるでしょうか? 単純に考えると、
・女性は、断ったことで気まずい思いをした
・男性は、真剣な誘いが断られたので、アプローチがしづらくなった
という心理になります。では、続けて、上手くいった例も見ていきます。
・上手くいった例
一方で、同じ「デートに誘って断られる」というやりとりでも、文脈次第では、女性が楽しいと感じるようになります。例を挙げます。
男:(軽いトーンで)「今度の休み、映画でもいかない?」
女:「あ、ごめん。次の休みは予定があって…」
男:「あ、そうなん。じゃあ、熱海旅行でも行く?」
女:「(笑)そんなの、もっと無理だよー」
これは、私が何年か前に試した会話をアレンジしたものです。「映画に行かない?」というアプローチのしかたと、断られた時の返しの言葉で、楽しい雰囲気の会話ができています。この「じゃあ熱海旅行でも行く?」の発言で「楽しい」と感じる文脈を作り上げています。
そうすることで、
・女性が「楽しい会話だった」と感じることで、気まずい関係にならなくなる
・男性も、次回また誘いやすくなる
・「冗談を言ったり、からかったりする関係性」が構築される
というメリットがあるのです。
文脈構築のチカラがあれば、、、
ここまで述べた、文脈構築力のあるなしで、会話力、ひいてはモテ度は大きく変わります。なぜならば、
・文脈構築力のない男性は、「気まずくなる」というリスクを取ってデートに誘う
・文脈構築力のある男性は、断られても「楽しい会話」に切り替えられるので、リスクなくデートに誘える
という違いがあるからです。また、こういったデートに誘う場面以外でも、下ネタの話を上手に振ってみたり、ホテルに誘ってみたりといったように、様々な場面で応用することが可能になります。
なお、一点だけ補足しておきます。この話はもちろん、
・デートに誘う時は、軽いノリで誘いましょう
・断られた時は、旅行に誘いましょう
という話ではありません。それだと、ただの質の低いテンプレートになります。あなたならばお気づきのことでしょう。テンプレートをただ単に用いるのではなく、文脈構築を意識してみて下さい。
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