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ナンパ=「悪」を考える

赤木博人です。

あなたは、ナンパというものをどう思いますか? ナンパに関心がある人は、ナンパに良いイメージがあるかと思いますが、一方で嫌悪感や反感を持っている人も多数いるかと思います。意見が色々あるかと思いますが、ナンパというものは、「善」か「悪」かで言えば、間違いなく「悪」になるかと思います。

イメージ的に悪だとされるナンパですが、具体的にどういう意味で悪なのでしょうか? ナンパ=悪という概念についてお話ししていきたいと思います。ナンパに興味がある人から、現時点で嫌悪感を持っている人まで楽しんでいただきたいと思います。

「悪」という言葉を辞書で引くと…

そもそも、悪という言葉にはどういう意味があるのでしょうか?
辞書で引くと、以下のようになっていました。

1.正しくない・良くない・不道徳・法律に反すること
2.不快であること・醜いこと

それを踏まえた上で、いくつかの観点から見ていきます。

世間一般では、ナンパ=「悪」

まずは、世間的なイメージにおけるナンパというものを考えてみます。これは、どう考えてもイメージは良くないです。「正しくない」「不道徳」といった意味での悪です。そのせいか、ナンパ師の中には実名や顔を出さない人も多いです。「俺、ナンパしてるんだよね」などと言えば、周囲の大人たちも眉をひそめます。

今の日本の社会では、ナンパというものはまだまだ「悪に分類されるようです。

法的に、ナンパ=「悪」なのか?

では、ナンパ=法律に反すること、なのでしょうか? 答えはNoです。ナンパそのものは違法行為ではありません。実際に私が、複数の弁護士事務所に行き、確認を取ってきました。世間的には、ナンパ=人に迷惑をかける行為、というイメージがあるので、少し意外に思われるかもしれませんが、印象と法律は少し異なるようです。

弁護士が言うには、通常の範囲で想定されるナンパ(女性に声をかけて食事に誘う行為)は特に問題がありません。ただ、女性の進路を妨害したり、しつこくつきまとう、さらには腕をつかむような行為に関しては、軽犯罪法や迷惑防止条例が適用される可能性があるということでした。

ですので、カワイイ子を見かけてナンパをしていたら、警察に捕まって、会社をクビになるのではないか? と考えたことがあるのであれば、その心配はないようです。

男の立場から見て、ナンパは「悪」か?

さらに、男性の側から見て、ナンパというものは「悪」なのでしょうか? もちろん、立場や経験によって異なりますが、「正しくない」「良くない」という意味で、「悪」と考える人が多いでしょう。

女の尻を追いかけまわしている男よりも、硬派な感じの男性の方が、同性から見てもカッコよく見えます。そのせいか、ナンパ行為自体を嫌う男性もいます。実際にストリートで声かけをしていても、他の男性から、軽蔑した視線を投げかけられることもあります。

例えば、私自身も、10年くらい前は、ナンパというものを嫌っていました。自分の彼女や女友達がナンパされたと聞けば、怒りを感じていました。ただ、それは今から思えば、「嫉妬」だったように思います。自分にはないコミュニケーションを持つ人たちに対する恐れの感情から、ナンパ=悪だと思っていたのかもしれません。

肝心の、女性から見て、ナンパは「悪」か?

では、肝心の、女性から見てナンパというものは「悪」なのでしょうか? これは、「不快であること」という意味で「悪」に相当するでしょう。「チャラチャラしている男」「軽い男」というのは一般的には女性に好かれません。「キモい」「ウザかった」という女性の声もよく耳にします。凄腕のナンパ師であっても、女性全員から好意的な反応を得られるわけではありません。冷たくあしらわれたり、完全に無視されることもあります。

ここまでの話の中で…

ナンパというものが悪なのかという視点で述べてきました。これだけ読めば、ナンパは悪であり、やってはいけないことだと結論を出してしまうかもしれません。ただ、私はあなたにもう一つお伝えしたいことがあります。それは、

「悪」という言葉には、もう一つ意味がある

ということです。時代を遡ると、悪という言葉は、全く違う使われ方をしていたのです。本来、悪という言葉には、以下のような意味がありました。

1.力強い
2.傑出している

例えば、平治の乱で活躍した悪源太義平のように、自ら「悪」の字を名前に冠する人物もいたことが、そのことを物語っています。

「悪」の違う定義を考えてみると…

ナンパというものの違った側面が見えてきます。例えば、ナンパを極めることで、恋愛においては他の男性よりはるかに抜きんでた存在になります。

なぜならば、ナンパをすることで、恋愛のあらゆる要素を極めて短時間で繰り返し経験できるからです。ナンパ師は、出会い→声かけ→女性の興味を引く→デートする→口説く→セックスする→付き合う→別れる、といったサイクルを1日のうちに繰り返すのです。
これがどれだけの経験値かお分かりでしょうか? ナンパをすれば、圧倒的な短時間で、女性の心を掴む経験豊富な男になることができるのです。

そして、声をかけられた女性も…

ナンパされて、「楽しい時間を過ごせた」「声をかけてくれて嬉しかった」と思う女性も確実に存在します。魅力的な美女であっても、一人で寂しいタイミングがあったり、退屈しているときもあります。そもそも、女性は本質的には、男性のアプローチを望んでいるものです。優れた男には、従いたいという本能もあります。自分の魅力に対し、上手にアプローチしてくる男性に対しては、冷たい対応を取ったりはしないのです。

ナンパがどのようなものか?是非考えてみてください

ナンパというものについて、色々な角度からお話ししました。あなたはナンパについてどのように感じましたか? そして、どうしてみたいですか?

「ナンパは正しくない、不道徳だから、やるべきではない」と考える方もおられるかもしれませんし、
「ナンパは力強く、傑出した男になるために必要だから、やってみたい」と思われる方もいるでしょう。

どちらを選ぶのもあなたの自由です。

執筆者: 赤木博人

性格は、内向的、人見知り。 日本有数の大学を卒業し、一部上場企業への就職もできたが、なんと恋愛、心理学、催眠の研究に没頭するためにだけに就職を完全放棄し研究活動に専念する。ハマったものはトコトン追求したいという極端な性格。 女性と会話をするたびに紙に書き起こして検証するような日々をおくり、数多くの失敗を重ねながら、ノウハウの検証を続ける生活を10年以上続ける。 現在は心理学や催眠、NLPの理論を恋愛の現場で検証し、「現場で使える恋愛ノウハウ」の普及活動に専念する。

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