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「あの心理テクニック」が使えるポイント

赤木博人です。

今回は、とある有名な心理テクニックについて触れてみます。よく聞くテクニックではありますが、特定のシチュエーションで用いれば、極めて有効に作用します。

その心理テクニックとは、ミラーリング・ペーシングです。
「なんだ、知ってるよ」と思われたかと思いますが、簡単に説明しておきます。

ミラーリングとは、相手の表情、動作を鏡に映すように真似ることで、信頼関係を築く方法です。そしてペーシングとは、彼女のペースや話し方を合わせることで信頼関係を築く方法です。

ミラーリングやペーシングを恋愛に応用したテクニックはしばしば紹介されています。例えば、

・彼女がグラスを手に取ったら、あなたもグラスを持ちましょう
・彼女が身を乗り出して話を聞いてきたら、あなたも身を乗り出しましょう

というようなものです。
これらのテクニックは、分かりやすく言うと、「好意を得ることを目的に、彼女に行動を合わせましょう」ということです。
ただ、これらのテクニックを実践でそのまま使おうとすると、

・意識的に真似することにより、あざとく見える
・ミラーリングに意識が行くあまり、他のことがおろそかになる

といったことになりがちです。
要するに、会話とか彼女に対する気遣い、自分のテンションを意識するとか、「他にやることがあるだろ」ということになるわけなんです。

とはいえ、ミラーリングやペーシングの原理が誤っているわけではありません。恋愛においても、使い方を意識すれば、有効活用ができます。

では、このミラーリングとペーシング、どういう状況で使えるのか、挙げてみます。それは、

・彼女を観察するとき
・ボディタッチをしているとき

の2つです。
順番に解説していきます。

一つは、彼女を観察するときです。

「彼女があなたのことをどれだけマネしているのか」を観察してみてください。それが、彼女からの好意を知る目安の一つになります。

そもそも、ミラーリングやペーシングは、「好意のある人の行動を無意識のうちに真似ようとする」という原則から来ているものです。彼女があなたに関心を抱き、好意を持つようになれば、自然とあなたに行動が似てくるのです。

彼女があなたに対して好意を抱くようになったのであれば、

・あなたのちょっとしたしぐさをいつの間にか彼女がしている
・食事のペースが遅かった彼女が、しばらくすると速くなっている

といったことが自然と起こってきます。
そういった彼女の好意の変化を見極めるためにも、ミラーリングやペーシングの概念を知っておく便利なのです。

もう一つは、ボディタッチをしているときです。

この場合は、あなたが積極的にミラーリング、とくにペーシングをしていきます。表情や動作を似せていくこともだいじなのですが、これだけはやってほしいというのが、「呼吸のペースを合わせる」ことです。

例えば、

・手を握ったとき
・ベンチに座ってピタリとくっついているとき
・ハグをしているとき

に、彼女と呼吸のタイミングを合わせます。
肩の動きや、身体の上下するタイミングで、呼吸のタイミングは分かります。

つまり、何らかの形でのボディタッチ + 呼吸のタイミングを揃えるということをやります。これをやることにより、彼女と強く同調することができます。そうすると、

・あなたがリラックスしているのが彼女に伝わる
・彼女に安心感を与える
2人の一体感を強める

といったことができるようになるのです。一緒に呼吸をしているだけなので、リスクもありません。

よく、女性が好きな男性にピタッとくっついて安心したり、男性の胸に顔をうずめてフィットした感じを楽しんだりしますが、それに近い感覚を得ることができます。

仮に初対面の女性であっても、

・初めて会った気がしない
・年齢が離れているのに、マッチしている感じ

といった印象を与えることができます。

もし、まだボディタッチができるような関係でなければ、沈黙している時間でも大丈夫です。会話が途絶えてしまった場合でも、あなたが焦らずに彼女との一体感を作り上げていれば、彼女も楽しむことができるのです。

執筆者: 赤木博人

性格は、内向的、人見知り。 日本有数の大学を卒業し、一部上場企業への就職もできたが、なんと恋愛、心理学、催眠の研究に没頭するためにだけに就職を完全放棄し研究活動に専念する。ハマったものはトコトン追求したいという極端な性格。 女性と会話をするたびに紙に書き起こして検証するような日々をおくり、数多くの失敗を重ねながら、ノウハウの検証を続ける生活を10年以上続ける。 現在は心理学や催眠、NLPの理論を恋愛の現場で検証し、「現場で使える恋愛ノウハウ」の普及活動に専念する。

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