「あなたのこと、よく知らないから」を防ぐ3要素
赤木博人です。
「まだ、よく知らないから…」あなたはこの言葉を言われたことがありますか。そう、女性をセックスに誘った時の断り文句の一つです。
これを、会話ノウハウのレベルで捉えると…
例えば、「これから、君のことをよく知るんだよ」と説得したり、一旦アプローチから話題をそらし、家族や将来の夢の話を始めたりするのかもしれません。
ただ、問題はそれ以前にあります。
この女性の「拒絶」を解消するには、女性が本音で「この人のことを知らない」と思っている度合いを減らす必要があります。つまり、「本音9、建前1」の「よく知らないから」は崩すことは難しいですが、「本音3、建前7」の「よく知らないから」は崩していけるのです。
だからこそ、大切なのは、事前の準備なのです
いざ女性をホテルに誘う前に、関係を作り上げておきたいものです。では、どうすればよいのか考えていきましょう。
その前に…可能性0の「よく知らないから…」は存在する
残念ですが、今後進展する可能性が全くないと言える「よく知らないから」もあります。それは、方便で使っている場合です。つまり、女性が「この人のことをよく知らないし、そもそも知りたいと思わない」というケースです。こう思われてしまっていたら、対策はないと言ってよいでしょう。
本題に戻ります。
そもそも、「よく知っている」状態とは?
あなたもご存知の通り、女性と会ってからの時間の長さではありません。3年間同じ部署で仕事をして、会社の忘年会で何度もお酒を飲んだ関係でも、いざ誘ってみると、「よく知らないから」と言われることもあります。その反対に、会ったその日のうちに、一気に関係を深め、最後までいってしまう場合もあります。冷静に考えれば、「知ったつもり」になっているのですが、その時点では女性認識していません。
そう考えると、「よく知っている」状態とは、時間ではなく、質の問題です。女性があなたのことを「(体を許していいほど)知っている」という状態になるには、いくつかの要素があるのです。
ここでは、3つの要素を紹介します。ここを押さえれば、女性が「この人のことをよく知らないから」と考えてしまうことを防ぐ助けになるでしょう。
「あなたのこと、よく知らないから」を防ぐ3要素
1、感情の共有体験
・たまたま一致した、ちょっとマニアックな趣味で盛り上がる
・仕事に対する価値観が全く一緒だった
・遊園地のお化け屋敷で、2人でスリルを味わった
・女性の辛かった過去を、あなたが受け止めた。
このように、何らかの感情、あるいは価値観の共有が何度かあることが大切です。
知り合いの期間が長くても、感情の共有回数が少なかったり、頻度が少ない場合は、なかなか関係を深めることはできません。恋愛の達人は、短い時間であっても、何度も何度も感情の共有を行っています。
2、適切な情報提供
感情が共有できていても、女性が男性の基本的な情報を全くといってよいほど知らなければ、一線を越えることは難しいでしょう。名前、年齢、職業、住んでいるところ、休日の過ごし方、などの最低限の情報は、会話の中に盛り込んでおきたいものです。
そして、当然のことですが、女性に対しても、基本的な情報に関心があることは態度で示しておくとよいでしょう。さもなければ、たとえ女性とホテルに行くことができたとしても、一夜限りの関係になってしまう可能性が高くなります。
3、彼女自身が「理解されている」という感覚
私たち男性は単純です。女性から「よく知らないから」と言われたら、男性特有の問題解決型の脳で、なんとか解決しようとします。つまり、必死になって自分のことを説明しようとするのです。
もちろん、先ほどお話しした通り、適切な情報提供は重要です。ただ、女性が求めているのは、男性の情報だけではないのです。女性が、「あなたのことをよく知らない」と言ったときは、女性自身が、男性から理解してもらえていないと感じている場合が多いのです。
不思議なようですが、女性は、相手から十分理解してもらえたという感覚があって初めて、相手を知った(=関係を深めてもよいと思える)感覚を持つことができます。
女性は、と言いましたが、これは全ての人間に当てはまることです。例えば、セールスを考えてみてください。商品の歴史、性能、価格、などの情報を一方的にまくしたてられるセールスよりも、あなたの悩みや問題点を理解してくれた上で商品をさりげなく紹介されるセールスの方が、買う気になるのではないでしょうか?
結論
これまで、3つの要素について説明してきました。
もしもあなたが、女性とデートをしていて、感情の共有を何度もして、あなたの情報も適切に伝えてきた。そしていよいよ彼女をホテルに誘ったときに、「まだ、よく知らないから」と言われた。
そういうときに、あなたがいうべき言葉は、自分のことを一生懸命説明したり、話題をそらしたりではなく、ひょっとしたら、彼女の気持ちに寄り添いながら、「俺は、君のことをよく知っているよ」と言うことかもしれません。
参考になれば幸いです。
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